2007年10月11日
EVAの国内向け出荷が盛り返す
1〜8月の累計も前年同期並みに
【カテゴリー】:実績/統計(原料/樹脂/化成品)
【関連企業・団体】:なし

 EVA(エチレン酢ビコポリマー)の8月の国内向け出荷数量は11,476トンとなり、前年同月の実績を6.7%上回った。同2.8%増の13,451トンとなった7月に続いての前年同月超えである。2ヵ月連続の前年同月超えは最近ではめずらしく、昨年4、5月いらいとなる。
 
 この結果、1月から8月までの累計は96,593トンとなった。前年同期をを0.5%下回っているが、2.2%減となった上期合計に比較すると回復度合いは大きいということになる。
 
 EVAは、柔軟性・弾力性・接着性を大きな特徴とするエチレン系共重合樹脂の一種で、最近はホットメルト接着剤、液晶パネルの保護フィルム、太陽電池パネルの保護シート等、同樹脂特有の市場の開拓が順調に進み、機能性樹脂としての存在感が従来以上に高まってきている。
 7月と8月が連続して前年同月超えとなったのは、同樹脂各社が6月から7月にかけて相次いで値上げを表明したことで発生した機能性品種を中心とした先行需要に各社が対応したためではないかと見られる。
 
 一方、8月の輸出は5,538トンで前年同月を16.9%下回った。5ヵ月振りの前年同月割れである。前年比17.1%増を記録した昨年8月とは対照的な姿となった。もっともこれには、最大手の三井・デュポンポリケミカルがLDPEとの併産プラントを定修のため8月に運休したことが少なからず影響したと見られている。
 この結果、8月の総出荷数量は17,014トンとなり、前年同月を2.4%下回った。1〜8月の累計は152,187トンで前年同期を0.3%上回っている。