| 2007年10月19日 |
| 万華ポリウレタン、寧波のMDI 増設認可 |
| 【カテゴリー】:海外 【関連企業・団体】:なし |
(上海発=特約) 万華ポリウレタン(Wanhua Polyurethane)は国家発展改革委員会(NDRC)から、浙江省寧波市大しゃ(木へんに射)島での次期大規模MDI計画の最終承認を取得した。 330百万ドルを投じて300千トンの設備を新設する。本年末に建設を開始し、2010年上半期の完成を目指している。 現在、同社は寧波に160千トンのMDI設備を持っている。 既報 http://www.chem-t.com/cgi-bin/passFile.php?NCODE=17925 同社は現在、この設備を公称240千トンに増強中で、本年末に増設が完了する。そのスタート後、手直しを行い、能力を300千トンとする予定。 既報 http://www.chem-t.com/cgi-bin/passFile.php?NCODE=21627 今回の300千トンの新設備は隣接する既存プラントの用役を一部利用できる。更に、同社では同地で267百万ドルを投じて、自社技術で、関連の硝酸、ニトロベンゼン、アニリン、ホルムアルデヒド等のプラントを建設する。 同社は世界で4番目の大規模MDI製造技術のオーナーである。 万華は中国最大のMDIメーカーで、寧波のほかに、山東省煙台に100千トン設備を有している。 現在の能力は寧波と煙台の合計で260千トンで、2006年の生産は252千トンであった。寧波の既存設備増設と新設が完成した際には、煙台と合わせ、能力合計は2010年には700千トンとなる。 |