2007年10月19日
旭化成ケミの旧式SM設備が18日をもって停止
2系列合計年産71万トン体制で高効率生産へ
【カテゴリー】:経営(原料/樹脂/化成品)
【関連企業・団体】:なし

 旭化成ケミカルズは18日をもって、同社水島製造所内の旧式SM(スチレンモノマー)プラントの操業を停止した。同プラントは稼動開始が1968年と古く、また設備規模も年産15万トンと小さい。このため同社では、激しい国際生存競争を生き抜いていくには同プラントの操業を打ち切って高効率の大型プラント2基に生産を集中するのが合理的と判断してかねてから同プラントの操業停止の準備を進めていた。
 
 この日の停止によって同社のSMの設備能力は、年産32万トン装置1基と同39万トン装置1基の2基合計同71万トンとなる。
 ただし2系列のうちの同39万トンプラントは、この7日から定修のため運休中。したがって定修が完了する11月15日までの同社のSMの生産能力は同32万トンにとどまることになる。
 SMの最近のアジア地域の需給バランスは、中国の需要の予想以上の拡大に日本オキシランの同42万トンプラントの定修入りが重なったこともあって完全なタイトバランスになっていた。日本オキシランのプラントの定修は16日に終了して17日から再稼動しているが、替わって旭化成ケミカルズの生産量が大幅に縮小となったため同地域全体の需給は一段と窮屈になる見通しである。