2001年06月19日
光ディスク用PC需要が5年間で倍増に。独バイエル社の調べ
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:バイエル

 独バイエル社はこのほど、世界の光ディスク用PC(ポリカーボネート)の需要について予測調査を実施。それによると2000~2005年にかけての5年間で、需要は倍増すると発表した。2000年の推定需要はおよそ32万2,000トンで、2005年には70万トンに増加するという。

 同調査では将来の需要増加量の多くはDVDやCD-R/RWの普及に伴うものと見ている。昨年の世界DVD生産枚数は9億枚で、光ディスク全体生産量(210億枚)のおよそ4%にとどまったが、2005年の同シェアは23%まで拡大すると推定。またCD-R/RWについては2000年で21%のシェアが2005年には37%となる見込みだ。

 一方、音楽用CDとCD-ROMの生産は年率6.7%の成長を見せているが、他媒体の急速な成長に追い着かず、2000年のシェア75%が2005年には40%に下降するという。