| 2007年11月05日 |
| 汎用4樹脂の3Qの出荷、主力の包装分野が軒並み不振 |
| 前年同期超えはHDPEの中空成形用等3品種だけ |
| 【カテゴリー】:実績/統計(原料/樹脂/化成品) 【関連企業・団体】:なし |
経済産業省製造産業局化学課は5日、汎用4樹脂(ポリオレフィン3樹脂とPS)の今年7〜9月期における需要分野別出荷実績をまとめた。それによると、主力品種で前年同期の実績を上回っているのはHDPEの中空成形用と繊維用、それとPSの電機・工業用の計3品種だけとなっている。 これら4樹脂の同期の国内向け出荷量は全て前年同期を下回り、4樹脂のうち3樹脂が前年同期を上回った4〜6月期とは大きく異なる様相となった。この最大の要因は、消費量が最も大きい品種が軒並み前年を下回った点にある。LDPEのフィルム用は2%、HDPEのフィルム用は8%、PPの射出成形用は6%、PSの包装用は5%それぞれ前年同期を割り込んだ。PPの射出成形用を除くと包装関連品種が揃って不振であったと言える。PPのフィルム用も3%減となっている。またLDPEの加工紙用も4%減と低調であった。 ポリオレフィン3樹脂のこれら汎用品種の減少については、ポリオレフィン各社の値上げ表明に伴って発生した前倒し需要の反動が出たせいと分析する関係者が多い。PPの射出成形用の落ち込みの要因は雑貨向けの大幅減によるもので、これも先行需要の反動が大きな要因と見られている。同樹脂各社が育成に特に力を入れている自動車部品向けは1%増になった模様。 一方、HDPEの中空成形用が伸びたのは、ガソリンタンク向けや工業薬品向けの需要が活発であったため。またPSの電機・工業用が前年同期超えとなったのはデジタル家電向けの需要の好調が続いているからだ。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1194235755.pdf |