2007年11月07日
三井・デュポンポリ、EVAの輸出価格を再引き上げ
原料の続騰と中国からの引き合いの活発化に対応
【カテゴリー】:市況(海外、原料/樹脂/化成品)
【関連企業・団体】:三井・デュポン・ポリケミカル

 三井・デュポンポリケミカルは、EVA(エチレン酢ビコポリマー)の12月の中国向け輸出価格をトン当たり100ドル引き上げることにした。トン当たりCFR2,100ドルを目指す。
 
 
 同社は、原料エチレンと酢ビの高騰に対応してEVAの中国向けを中心とした輸出価格を10月、11月と連続して同100ドル引き上げてきた。12月にさらに100ドル値上げすることにしたのは、ナフサ価格によるエチレンの続騰と酢酸不足に伴う酢ビの値上げが避けられなくなったため。
 EVAの海外の需要は、シューズ向け、ホットメルト接着剤向け、電線被覆材向け等に極めて活発に推移している。同社は、これらのうち酢ビコンテントが高い接着剤向けと電線被覆剤向けに対象を絞って輸出してきているが、これらの分野ではコンペティターがあまり存在しないため同社の希望価格が比較的通りやすい状況にある。
 
 しかも最近は、原料の一つの酢ビの需給バランスが極端に逼迫してきているのでアジアの需要家の間にはEVAの先行きの供給に不安感を強める向きが増えており、このため同社に対する引き合いが一層加速されるかたちとなっている。