2007年11月09日
アジアのエチレン装置の定修が全て終了
CPCの第3号機も明日稼動を再開の予定
【カテゴリー】:海外(原料/樹脂/化成品)
【関連企業・団体】:なし

 韓国と台湾で集中的に実施されていたエチレンプラントの定修が9日をもって全て終了した。これで、アジア地域におけるエチレンの総生産能力は定修の端境期であった夏場と同じ規模に戻ることになる。
 
 アジア地域でこの秋に定修のため運休していたエチレンプラントは、日本、台湾、韓国の3カ国で5基を数え、中国を含めると8基になる。CPCの年産23万トン能力の第3号機を除く7基は10月中・下旬から11月はじめにかけてそれぞれ定修を完了して稼動を再開、残るCPCも22日から再稼動する見通しとなった。
 
 ある商社の調べでは、これによってアジア全体で年産約375万トン分の能力が復活することになる。全てがフル稼働すれば、高騰が続くナフサの国際スポット価格がさらに押し上げられることになる。