2007年11月20日
山東華泰化学、クロルアルカリの建設開始
【カテゴリー】:海外
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 (上海発=特約)

 中国最大の新聞用紙メーカー山東華泰紙業の子会社、華泰化学は8日山東省東営市の東営経済開発地区で第1期のイオン交換膜法苛性ソーダの建設を開始した。

 最終的には100万トンの苛性ソーダを建設するが、第1期では6億ドルを投じて、50万トンの苛性ソーダ、10万トンのエピクロルヒドリン、20万トンの過酸化水素、10万トンのPO、12万トンの有機シリコン、10万トンのアニリンを建設する。

 本計画はデュポンの酸化チタン計画に原料を提供する。

 2006年4月に同社はデュポンと原料供給契約を締結した。デュポンの酸化チタン計画に苛性ソーダ、塩素、塩酸、蒸気を供給する。

 2005年11月にデュポンは山東省東営市の東営経済開発地区で世界規模の二酸化チタンプラント建設について市当局と契約を締結した。

 第1期は7ー8億ドルの投資で、能力は200千トンと言われている。同計画は最近政府から環境評価の承認を取得した。2010年にスタートする予定。

  既報 http://www.chem-t.com/cgi-bin/passFile.php?NCODE=16942

 華泰化学は第1期の完成後、第2期の建設を行なう予定で、50万トンの苛性ソーダ、30万トンの過酸化水素を含んでいる。

 親会社の山東華泰紙業は昨年Dongying Xiefa Chemical を買収した。

 同社は12万トンのイオン交換膜法電解、6万トンの隔膜法電解、15万トンの過酸化水素、3万トンのクロロプレン、及びファインケミカルプラントを持っている。