2008年01月07日
化学品の輸出、11月は前年割れの品目が増加
25品目中、オレフィンやアロマ等12品目が減少
【カテゴリー】:実績/統計(原料/樹脂/化成品)
【関連企業・団体】:なし

 主要化学品の07年11月の輸出通関数量は、オレフィンやアロマ製品を中心に前年同月を下回る品目が急増、この結果、合計25品目のうち12品目が前年同月割れとなった。
 主要化学品の場合は、多数の品目が前年同月を上回るパタ−ンがほぼ定着しており、10月も25品目中17品目が前年同月超えとなった。11月のように前年割れの品目が全体の半分に近い12品目に達したのは07年に入ってからは8月に続いてこれが2度目。
 
 特に目立つのはオレフィンとアロマ製品が軒並み大幅に縮小している点だ。エチレンは79.9%、プロピレンは32.0%、BZ(ベンゼン)は21.3%、PX(パラキシレン)は15.1%それぞれ前年同月を下回っている。また、他の品目もANの36.7%減、BPAの29.9%減、MDIの19.5%減等、多くが前年同月を大きく下回っている。
 これには、国内向け出荷が値上げ前の先行需要の発生もあって前月を上回ったことが大きく作用していると見られる。

 一方、前年同月の実績を上回った品目の中ではEGの2.13倍、PH(フェノール)の2.43倍、酢酸の60.5%増、PPホモポリマーの54.3%増などが目を引く。EGと酢酸の場合は大手サプライヤーのプラント事故の影響が、またPHやPP-Cの大幅増は中国における需要の予想以上の拡大が大きな要因となっている。
 
 片や、1月から11月までの累計では合計25品目のうち全体の64%に相当する16品目が前年同期を上回っている。その中ではPHの2.04倍、酢ビの50.4%増、ANの45.2%増、酢酸の42.4%増が特に目立つ。前年同期を下回っている品目は、TPAの35.6%減を除いて多くが小幅の縮小にとどまっている。
 
 主要化学品の07年11月の輸出通関数量と累計は別表の通り。

【関連ファイル】
主要化学品の07年11月の輸出通関実績
https://www.chem-t.com/news/files/tmp_file1_1199424250.xls