2008年01月21日
07年の中国自動車生産888万台、セダン型乗用車日本が第1位
【カテゴリー】:海外
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 中国汽車(自動車)工業協会がまとめたところによると、2007年の中国の自動車生産台数は888万2,400台(対前年比22%増)、販売台数は879万1,500台(同21.8%増)となり、史上最高だった前年の記録を大幅更新した。

 家庭へのマイカー、とくに小型車の普及が加速、08年には1,000万台突破が確実視されている。中でも注目されるのはセダン型乗用車で07年の販売台数は前年比23.5%増の472万台、うち日系メーカーは136万6,600台でトップを占めた。

 日系メーカーは、中国の民族系メーカーやかつて乗用車市場を独占していたドイツ系メーカーを抑えたわけで、民族系は124万2,000台、ドイツ系は94万3,000台だった。民族系のシエアでは年初、単月ベースで30%を超えていたが、主力の小型車が伸び悩み、年間伸び率は20.3%に低下した。
 
 メーカー別販売台数では独フォルクスワーゲン(VW)系の一汽VWが45万8,000台でトップを占めた。

 しかし上位10社に一汽トヨタ(5位)、東風日産(6位)など日系メーカー4社が入った。日系は年後半に販売を伸ばし、一汽トヨタが3位、東風日産が4位となった。民族系は中国政府が省エネ・環境保護の推進を背景に小型車の奨励策を打ち出しているため、08年には巻き返しが予想される。

 こうした中で米ゼネラル・モーターズ(GM)は、07年の自動車販売台数を明らかにしている。同社は前年比18.5%増の103万台(全車)を販売、過去最高だった。(上海汽車との合弁会社で16.9%増の47万台、中国南部の商用車の合弁会社20%増の54万9,000台など)