2008年01月28日
ポリオレフィンの出荷、12月は3樹脂とも前年超え
ポリオレフィンの出荷、12月は3樹脂とも前年超え
【カテゴリー】:実績/統計(原料/樹脂/化成品)
【関連企業・団体】:なし

 ポリオレフィン3樹脂の昨年12月の出荷数量は全ての樹脂が前年同月の実績を上回った。3樹脂全てが前年同月を下回った06年12月とは対照的な姿となった。
 3樹脂揃っての前年同月超えは2ヵ月振り。昨年1年間では7度目。HDPEが11%、PPが12%とともに高い伸びを遂げている点が特に目を引く。LDPEは3%増。
 LDPEとPPは10月以降3ヵ月連続の前年同月超えである。HDPEの前年同月超えは2ヵ月振りのこと。
 
 このように12月の出荷が揃って前年超えとなったのは、国内向けが3樹脂とも前年を大幅に上回ったため。国内向けが揃って前年超えとなったのも2ヵ月振り。昨年1年では6度目となる。
 注目されるのは、各樹脂の伸び率がLDPEで7%、HDPEで9%、PPで14%とかつてないほど高い点だ。いずれも、10月から11月にかけて打ち出されたポリオレフィン各社の値上げ表明を受けて需要家の多くが前倒し発注に踏み切ったことが大きな要因と見られている。うちPPは出荷数量が12月単月の最大規模となった。
 
 一方の輸出は、樹脂によって増減に大きなばらつきが生じている。LDPEが19%減となった反面HDPEは20%もの伸びを遂げており、PPは前年並みにとどまっている。LDPEの大幅減とPPの横並びは、生産の減少もあって同樹脂業界全体の輸出余力が著しく低下したため。HDPEの大幅増は、生産が増えたことと海外相場が続伸したことが重なったことによると見られる。
 
 生産はLDPEが8%、PPが5%それぞれ前年を下回った一方、HDPEは6%増となっている。