2008年01月30日
新日鉱HD、東邦チタニウム株を公開買付け
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:新日鉱ホールディングス

 新日鉱ホールディングスは30日、東邦チタニウムの株式を公開買付けすると発表した。同社は現在、東邦チタニウム株の34.22%を保有する筆頭株主で、持分法適用関連会社となっているが、第2位の株主である三井物産から、同社が保有する701万株(11.55%)のうち500万株(8.23%)を取得することを主目的として公開買付けを実施することにした。
 
 東邦チタニウムは、昭和23年に日本鉱業(新日鉱ホールディングス)が、当時の第一物産(三井物産)と共同で設立した会社(資本金:4812百万円)で、現在は中核のチタン事業が航空機分野向けに好調。ほかに電子セラミックスやプロピレン重合用触媒などを製造、販売している。
 
 新日鉱ホールディングスは、傘下の日鉱金属がチタン事業を将来の成長戦略に掲げ、チタン関連事業を積極展開しようとしているところから、株式の追加取得はシナジー効果が大きいと判断した。
 
 買付期間は1月31日から2月28日まで、買付価格は1株につき2,236円。
 
ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1201683521.pdf