| 2008年01月31日 |
| 主要化学品の昨年の輸出、前年超えと前年割れが拮抗 |
| 12月単月は前年同月割れの品目が6割を占める |
| 【カテゴリー】:実績/統計(原料/樹脂/化成品) 【関連企業・団体】:なし |
財務省がまとめた昨年12月の輸出通関統計によると、主要化学品合計25品目のうち15品目が前年同月の実績を下回った。全体の60%が前年同月割れとなったわけ。前年同月割れの品目が過半を占めるのは昨年1年では2月に16品目が前年同月を下回っていらいこの12月が2度目。 しかし、年計では25品目のうち13品目が前年の実績を上回った。25品目のうち前年を上回ったのが11品目にとどまった06年に比べると若干の改善ということになる。 12月の実績のうち前年同月を下回った製品の中では、TPAの62.2%減、エチレンの50.8%減、酢酸の45.4%減が特に目立つ。エチレンの減少は、輸出余力が大幅に縮小したことによるもの。TPAと酢酸の縮小は、最大の消費先である中国のポリエステル企業の多くが製品市況の続落の防止と在庫整理を目的に減産を強化したからと見られている。中国のポリエステル製品の市況の下落と減産強化は、EGやANの対中輸出の縮小にも大きく作用している。VCMとPVCも引き続いて前年同月を下回ったが、これは中国の国産化の進展によるところが大きいと見られる。 反面、前年同月を上回った製品の中ではPH(フェノール)の2.08倍とその連動品のアセトンの70.3%増が特に目を引く。いずれもアジア市場全体の需要家の間に先行き供給不安感が広まったことが主因となってのもの。 一方の年計の実績の中では、PHの2.04倍、酢ビの51.6%増、ANの39.6%増、アセトンの38.0%増、酢酸の35.2%増、TPAの37.7%減等が目立つ。わが国の化学企業が得意とする製品が大きな伸びを遂げている点と、前年を下回った製品のほとんどが極めて小幅の縮小にとどまっている点とが注目される。 主要化学品の07年12月の輸出通関数量と年計は別表の通り。 【関連ファイル】 主要化学品の07年12月の輸出通関実績と年計 https://www.chem-t.com/news/files/tmp_file1_1201748488.xls |