2008年02月01日
POインフレフィルムの出荷12月も不調
昨年合計は前年を10.4%下回る
【カテゴリー】:実績/統計(原料/樹脂/化成品)
【関連企業・団体】:日本ポリオレフィンフィルム工業組合

 日本ポリオレフィンフィルム工業組合が集計したところによると、同組合加盟175社の昨年12月におけるポリオレフィン・インフレーションフィルムの出荷数量は61,904トンとなった。前年同月の実績を10.7%下回っている。
 
 これで同フィルムの月間出荷数量は15ヵ月連続しての前年同月割れとなった。うちLDPEフィルムは37,605トンで同11.1%減、HDPEフィルムは22,885トンで同10.4%減、IPPは1,414トンで同4.7%減となっている。いずれも15ヵ月連続の前年割れである。
 
 この結果、同フィルム全体の07年の総出荷数量は708,470トンとなった。前年の実績を10.4%下回っている。06年は前年をわずか0.04%ながら上回ったが、昨年はこれまでにない大幅な落ち込みとなった。
 うちLDPEフィルムは449,115トンで同11.0%減、HDPEフィルムは242,604トンで同9.3%減、IPPは16,751トンで同10.0%減となっている。
 各フィルムの昨年の出荷減には、食品業界による他の包装材料への転換と製品の薄肉化の進展が大きく影響していると見らている。