| 2008年02月04日 |
| PETボトルの容リ協の引取り、12月も低迷 |
| 前年比6.7%減で再び1万トンの大台を割り込む |
| 【カテゴリー】:環境/安全 【関連企業・団体】:なし |
日本容器包装リサイクル協会が容器包装リサイクル法に沿って昨年12月中に全国の市町村から引取った分別収集PETボトルの総数は9,495トンとなった。前年同月の実績を6.7%下回っており、2ヵ月連続の前年同月割れとなった。8ヵ月振りの10,000トンの大台割れでもある。 これには、一般家庭から同法に沿って使用済みPETボトルを分別収集した全国の市町村の多くが同協会に引き渡す量を減らして、これまで以上に積極的に貿易業者に同ボトルの多くを売却するようにしていることが大きく影響している。 財務省の12月の輸出通関統計によると、同月中に通関したPETくずの総数量は32,836トンで、前年同月の実績を19.7%上回っている。同協会の引き取り量の実に3.25倍の規模となっている。20,662トンが中国に、また10,239トンが香港に向けられている。 同協会による今年度の引取り数量の累計(07年4月から12月までの合計)は、111,891トンで前年同期比は1.5%増となっている。今のところ、わずかながら前年を上回っているが、11月と12月のような前年割れが続くと年度合計では06年度(17.4%減)に続いて前年度を下回ることになる。 |