2008年02月12日
プラ工連、再生材料の使用実態調査を開始
加工23団体と樹脂材料9団体等に協力を要請
【カテゴリー】:行政/団体(原料/樹脂/化成品、環境/安全)
【関連企業・団体】:日本プラスチック工業連盟

 日本プラスチック工業連盟は12日、塩化ビニル管・継手協会、ポリスチレンペーパー成型加工工業組合など合計23のプラスチック加工団体懇親会において、再生材料を使用した加工製品の製造・販売に関する実態調査を実施したいので協力してほしいと申し入れた。

 同連盟では、これに続いて塩ビ・工業環境協会など樹脂材料関連9団体に対しても一両日中に同様の要請を文書で伝えることにしている。これは、三井化学ファブロによる再生樹脂の使用偽装問題の実態の把握と再発防止に取り組む経済産業省製造産業局からプラスチック加工業における実情を調査して報告してほしいと要請されたのを受けたもの。

 再生樹脂を使用したプラスチック加工製品を製造・販売している企業の中には、同連盟に加盟している団体に所属するなり、あるいは自ら直接同連盟に加盟しているところがかなり多いと見られている。したがって、同連盟の調査によって再生樹脂の使用の実態の多くの部分が明確にされることになりそうだ。

 同省では、同連盟のほか日本バイオプラスチック協会、日本化学繊維協会、日本カーペット協会、テントシート工業組合連合会など関連23団体に対しても同様の調査を要請している。回答期限は2月29日。