2008年02月20日
ソニーが有機ELの大型パネル生産へ
愛知・東浦でまず20型以上に投資
【カテゴリー】:経営(新製品/新技術)
【関連企業・団体】:ソニー

 ソニーは子会社のソニーモバイルデスプレイ(SMD)で生産している有機EL(エレクトロ・ルミネッセンス)パネルを中・大型化するため、220億円をかけ08年下期に設備を建設することになった。

 SMDは愛知県の東浦事業所で小型有機ELを生産しているが、今回の設備投資はこれを増設する形で20型以上の中・大型パネルを手掛ける。ソニーは昨年12月に、11型の有機ELテレビを発売しており、09年度下期(27型はすで試作完了)までにさらに大型化を図る。    

 増強する設備は映像を出すための薄膜トランジスタ(THT)と発光素材の有機ELの製造工程。これによって韓国サムソンが開発した、31型テレビを上回る大型テレビを生産できる見通しである。