2008年03月04日
昭和シェルと住友商事もLPG事業統合へ新会社設立
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:昭和シェル石油、住友商事

 ジャパンエナジーに続いて昭和シェル石油も4日、住友商事グループとLPG事業の統合で最終合意したと発表した。昭和シェル100%子会社の昭石ガスと、住商100%子会社の住商エルピーガス・ホールディングス(SLH)が08年4月1日付で合併し、新ホールディング・カンパニーを設立する。
 
 合併方式は、昭石ガスを新設分割方式により会社分割し、分割会社を消滅会社、SLHを存続会社とする吸収合併方式を採用する。
 
 新会社は、社名「株式会社エネサンス ホールディングス」で、東京都港区浜松町に本社を置き、資本金は115.8百万円(昭和シェル51%、住友商事49%)。会長にSLH社長の岡田昇氏、社長には昭石ガス社長の吉岡勉氏がそれぞれ就任する。従業員約1,350人。
 
 昭和シェルグループは京浜、四日市、山口に製油所、鹿島など3カ所に輸入基地を持ち、LPG年間輸入量は78万トン、国内販売量159万トン。
 
 一方、住友商事グループは、沖縄に製油所、袖ヶ浦と大分に輸入基地を持ち、輸入量は52万トン、国内販売量83万トン。
 
 わが国LPG事業は、輸入価格の高騰や国内需要の伸び悩みなど、このところ厳しい経営環境にある。このため両グループは、事業統合により経営合理化、効率化を目指すことにした。