2008年03月05日
JEPSRAの技術セミナー、今回も盛況
加工メーカーやリサイクル企業多数が参加
【カテゴリー】:環境/安全(原料/樹脂/化成品)
【関連企業・団体】:なし

 発泡スチロール再資源化協会(JEPSRA)は5日、都内中央区の日本橋社会教育会館で「第6回JEPSRA技術発表会」を開催した。

 今回の発表会では、同協会から資金面の助成を受けてEPS製品(発泡スチロール製品)のリサイクル技術の開発を進めてきた民間企業1社と大学4校がそれぞれの研究開発活動の成果を披露、次いで田中勝・岡山大学大学院教授が「循環型社会への戦略的廃棄物マネージメントープラスチックリサイクルの課題と展望ー」をテーマに特別講演を行った。

 会場には、全国のEPS加工企業やリサイクル事業者など合わせて210人が集まり、用意された席の全てを埋め尽くす盛況ぶりであった。 
 
 この日に成果が披露された開発テ−マは以下の5件。
▽廃EPSのケミカルリサイクルによる複合微粒子状高付加価値素材の調整技術=新潟大学。▽発泡スイロールの簡易型粉砕圧縮減容化装置=ものつくり大学。
▽EPS粉砕品を植物栽培基盤として用いた浮体型植物生産システム=大阪府立大学。
▽EPSを利用したアスファルト改質材の実用化技術=岩手建工。
▽発泡スチロール再生樹脂によるナノボイド複高分子フィルム=岐阜大学。