| 2008年03月11日 |
| 江蘇省無錫市が海外留学生に誘致呼びかけ |
| 「市の発展に人材ほしい」と盛克勤副市長が会見 |
| 【カテゴリー】:海外 【関連企業・団体】:なし |
無錫市は海外留学生の人材を同市に招き、新事業創出を促進するため、このほど東京で在日中国人300余名を中心に、日本で初めての招聘説明会を開いた。同市の盛克勤副市長をはじめ、中国在日大使館教育処公使、教育部、全日本中国人博士協会などの関係幹部が出席した。 無錫市は2年前に自国の海外留学生人材を招く「530」計画をスタートさせた。これまでに電子情報、機械設備、自動車・部品、高級紡績の5つの重点産業や環境保全、新エネルギー、バイオ、ITなどの分野から60件強(登録資本金3億元以上)のプロジェクトが登録された。 ことしホームページへのアクセスは3万件を超えた。市では3年目のことしで計1,000名の人材を招く予定。ハイテク産業の発展を促し、産業構造を改善、質的レベルをアップするのが狙い。07年には留学先14カ国から136件の応募があったという。 「530」計画は留学生を限定対象とするもので欧米、日本、韓国などに留学している人材を求めることにしている。市では中国人以外にも他国の留学生を招請したい考えだが、目下、その政策を検討中。 中でも日本人は年齢を制限せず、熟練した人材を誘致するもよう(給与は月2万元が目安)。問い合わせは無錫市駐日本商務代表処(TEL:03-3537-3238、FAX:03-3537-3237) 盛副市長は「無錫は速いスピードで発展してきたが、資源のない都市なので、これまでのやり方では持続的成長が見込めない。そこで市としては科学技術と人材に重点を置く具体的な政策を決めた。各都市に先駆けて持続する近代的な社会を建設する。人材確保のために住居、事務室、資金(1プロジェクト100万元以上)を用意した。予想以上の成果をあげている」と語る。 無錫市は面積4,700平方キロ、人口600万人。GDPは3,800億元で全国第9位、都市総合競争力第7位、輸出入500億ドル強で第8位、一人当たりGDP1万2,000ドル、工業生産高は約9,000億元で第6位と製造業でリードしている。 |