2008年03月11日
T.T. Chao氏逝去 86歳 台湾化学業界の“重鎮”
【カテゴリー】:海外
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 Westlake Chemical は10日、同社の創設者で元会長のT.T. Chao が7日に逝去したと発表した。86歳だった。

 同氏は1921年、蘇州に生まれ、1946年に台湾に移住した。1954年に台湾初のPVC工場を建設、1964年にCGPCを設立した。

 CGPCは当初は米国 Gulf とのJVで、China Gulf Petrochemical Corp と称したが、その後Gulfが撤退し、China General Petrochemical Corp.に改称した。(略称は同じ)

その後、T.T. Chao 氏は同社を手放しているが、現在、同グループはCGPCでPVC、子会社の台湾VCMでVCM、台湾ポリプロでPP、台達化学でPS/ABS、Asian Polymer でLDPEと、幅広く事業を行っている。

 T.T. Chao は1986年に米国に進出、Westlake Chemical を設立した。
 その後、事業を拡大し、ルイジアナ州に2箇所、ケンタッキー州に1箇所のコンプレックスでエチレン、塩素、LDPE/LLDPE、VCM、PVC、SMを生産、他に、PVCパイプ、窓枠/ドア材なども扱っている。

 更にマレーシアに進出、Titan Chemicals を設立し、パシールクダンにエチレン、HDPE、LDPE/LLDPE、プロピレン、PPのコンプレックスを建設、運営している。

 1992年には故郷の蘇州にNorsk Hydro とのJVのSuzhou Huasu Plastics を設立し、PVC、PVCフィルムを生産している。