2001年05月31日
東セロ、フィルムの物流システムを大幅に強化
7月に合併新会社を設立、全国ネットワークを再整備
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:東セロ

 機能性プラスチックフィルムのトップメーカーの東セロは、同社の製品の物流システムの大幅な強化を目的に今年7月1日付けで物流専門の新会社を設立する。
 新会社の社名は「東セロ・ロジスティクス」。資本金は5,000万円。栃木県野木町にある「東セロ物流」と静岡県浜北市に本社を置く「東セロ・ロジテック」が合併して再発足するもの。東セロが全株の60%を保有、残り40%を既存の2社の出資パートナーの山九とタイセーロジスティクスが折半出資する。本社は茨城県古河。中堅物流企業「合通」の大阪府高槻市の物流センター内に輸送・中継・保管・再処理の機能を持つ拠点を設ける。これに伴い、同社の主要物流拠点は古河、浜北、高槻の3ヵ所となる。
 同社では、これらを軸に、北海道、仙台、名古屋、大阪、広島、四国、九州--の各営業拠点のストックポイントと有機的に結びついた物流活動を展開していく。“小ロット、短納期、多品種”型に大きく変わってきている最近の市場のニーズに機敏かつ適性に対応していくことが狙い。