2001年05月31日
韓国のYNCCが深刻な労働争議に
一両日中にプラントの一部操業停止の可能性も
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:なし

 韓国の石油化学企業や大手商社筋によると、韓国のエチレンセンターの一つであるYNCC社の労働争議がここにきて一段と深刻化し、このため麗川にある同社のエチレン設備の一部が一両日中にも操業停止となる恐れが出てきた。
 現在同社の麗川工場で稼動中なのは、合計3基の大型エチレン装置。それぞれのプラントの生産能力は、第1号機が年産42万トン、第2号機が同48万トン、第3号機が同35万トンとなっている。
 同社の労組はすでにストライキに入っており、これまでは非組合員がプラントを運転してきた。しかし保安上、いつまでもその状態を続けていけず、早急に争議が解決しないと第1号機から順に操業を停止せざるを得なくなると見られている。その場合は、同社の親会社のハンファと大林産業の誘導品設備の操業にも影響が出てくる。
 エチレンプラントの場合、いったん停止すると運転の再開までに2週間前後かかるのが普通。このため、争議が短期間で収まっても当面の韓国内のエチレンの需給バランスが引き締まるのは確実と見られている。