2008年03月17日
エフピコ、透明容器も回収・リサイクルへ
先ずは新開発の自動選別装置で実験を開始
【カテゴリー】:経営(原料/樹脂/化成品、環境/安全)
【関連企業・団体】:エフピコ

 プラスチック製食品容器の最大手であるエフピコは、発泡スチロール製トレーに加えて使用済みのPS製ならびにPET製透明容器についても回収・リサイクルしていくことになった。
 このため関係装置メーカーと共同で赤外線利用の自動選別装置を開発、広島県福山市のリサイクル工場の隣接地で実証運転を開始した。操業状態は極めて良好とのこと。
 
 同社はかねてから主力製品の発泡スチロール製トレーの自主回収とリサイクルに積極的に取り組んでおり、07年3月までの16年半の間に回収・リサイクルした同トレーの数はおよそ163億7,500万枚に達している。07年度ならびに08年度の重量ベースの年間回収・リサイクル数量は約6,500トンで、同業他社を大きく引き離している。
 
 今回はその発泡スチロール製トレーにとどまらず、最近の市場で人気が高まっている透明容器についてもスーパーの店頭から使用済み製品を回収してリサイクルしていく方針を固め、先ずは前工程に当たる自動選別システムの整備に乗り出したもの。
 
 これに続いては、粉砕・ペレット化した製品が食品衛生上問題がないかどうかについて公的機関のチェックを受け、安全性が確認できた段階で工業化に踏み切る考え。全国の5ヵ所で操業中の発泡スチロールトレーのリサイクル工場の近辺に回収・選別拠点を設置していく計画である。狙い通りいけば、企業化品目のほぼ全てを回収・リサイクルする世界でも初のプラスチック製食品容器メーカーとなる。