2008年04月14日
昨年のプラスチック原材料輸出入実績、プラ工連
【カテゴリー】:行政/団体(実績/統計)
【関連企業・団体】:日本プラスチック工業連盟

 プラスチック工業連盟はこのほど、わが国プラスチック原材料の2007年輸出入実績を発表した。財務省の統計をもとに整理した。
 
 それによると、輸出量は464万トンで前年比7.7%の増加、輸出金額は1兆2,745億円で同13.4%の増加、また輸入量は161万トン(6.1%増)、輸入金額4,684億円(14.0%増)で、輸出入とも前年に続き堅調な伸びを見せた。
 
 輸出入実績を四半期ごとに見ると、輸出数量は05年第4四半期以降連続して増加している。金額もつねに10%を超える増加となった。この結果、輸出単価の平均はキログラム当たり275円となり、前期比14円上昇した。
 
 輸入も、各四半期とも数量、金額で前年比増となった。金額は毎期10%を越す伸びを示した。年間平均単価はキログラム当たり291円で前期比21円の上昇。05年以降3年連続で年間20円以上の上昇となった。
 
 樹脂の種類別で、熱硬化性樹脂のうち「アミノ樹脂」が突出したのは、「その他樹脂」の分類変更による。(添付資料参照)
 
 熱可塑性樹脂ではプロピレン重合体、スチレン重合体、塩化ビニル重合体、アクリル重合体などが前年比10%以上伸びたが、ポリカーボネート、ポリアミド、PETなどはマイナスとなった。
 
 また輸入では数量の約4割を占めるPET、プロピレン重合体、ポリカーボネートの増加が大きく、逆にエチレン重合体、スチレン重合体、塩化ビニル重合体などは減少した。
 

【関連ファイル】
2007年プラスチック原材料輸出
https://www.chem-t.com/news/files/tmp_file1_1208158415.tif

2007年プラスチック原材料輸入
https://www.chem-t.com/news/files/tmp_file2_1208158415.tif