2008年04月16日
汎用4樹脂の出荷、3月は全て前年割れに
国内向けが軒並み大幅な縮小に
【カテゴリー】:実績/統計(原料/樹脂/化成品)
【関連企業・団体】:なし

 汎用4樹脂(ポリオレフィン3樹脂とPS)の3月の出荷数量はいずれも前年同月の実績を下回った。LDPEは10%、HDPEは9%、PPは12%、PSは11%それぞれ前年を下回っている。4樹脂それぞれの総出荷量が揃って前年同月割れとなったのは昨年9月いらい6ヶ月振り。PVCを含めた5樹脂の場合も同じく6ヶ月振りとなる。

 これには、国内向けが4樹脂とも前年同月を大幅に下回ったことが大きく響いている。縮小率も、LDPEとHDPEがともに8%、PPが6%、PSが11%とこれまでになく大きい。
 この要因としては、各樹脂メーカーの値上げ表明によって発生した前倒し需要の反動が出たこと、三菱化学・鹿島事業所の事故によって日本ポリケムグループの生産・販売活動が縮小したこと、さらには景気の先行き不安感の広がりによって需要家の多くが在庫調整に踏み切ったこと、等々が挙げられる。国内向けの4樹脂揃っての前年同月割れも昨年9月いらいとなる。
 
 一方の輸出も、ポリオレフィン3樹脂は軒並み前年を下回った。しかも縮小率がLDPEで20%、HDPEで15%、PPで47%と極めて大きい。これには、大手の日本ポリケムグループが国内の需要家向けの供給責任を果たすため輸出をほぼ完全に中断したことが少なからず作用していると見られる。PSだけは4%増えている。しかし絶対量は出荷トータルの4.6%にとどまっている。

 これに伴い、1〜3月期の出荷も4樹脂全てが前年同期を下回った。LDPEとHDPEはともに2%、PPとPSはそれぞれ5%減となっている。うち国内向けが前年を同期を上回ったのはHDPEの1%増だけ。輸出が前年同期超えとなったのはPSの18%増だけとなっている。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1208330158.pdf