| 2008年04月22日 |
| 藍星グループ、上海のPOM 第1期スタート |
| 【カテゴリー】:海外 【関連企業・団体】:なし |
(上海発=特約) 藍星グループは3月29日、上海の浦東区星火開発区で年産4万トンのポリアセタール(POM)の生産を開始した。同社はこれに先立ち、同地で年産12万トンのホルムアルデヒドをスタートさせている。 当初は両工場は昨年末にスタートする予定であったが、若干遅れた。 POM工場は上海藍星新材料社が運営するもので、最終20万トンの計画の第1期となる。 第2期の6万トンは既に建設中で、2009年第3四半期にスタートする予定。 同社は第3期として10万トンを計画しており、2010年以降の完成を予定している。 上海藍星新材料社はPOMを中国の最大の需要地である揚子江デルタ、珠江デルタ地区で販売する。 中国の他のPOMメーカーの状況は以下の通り。 (1)宝泰菱工程塑料(南通)有限公司 PTM Engineering Plastics(Nantong) 立地:江蘇省南通市 出資:ポリプラスチックス(70.1%)、三菱ガス化学、韓国Engineering Plastics、Ticona (注)韓国エンジニアリングプラスチックスはセラニーズ/三菱ガス化学/三菱商事のJV 能力:60千トン 2005年10月商業生産開始 (2)杜邦ー旭化成ポリアセタール(張家港)有限公司 AsahiーDuPont POM (Zhangjiagang) 立地:江蘇省張家港市 出資:旭化成ケミカルズ 50%/DuPont 50% 能力:第1期 20千トン 将来 60千トンまで拡大 (3)云天化集団 Yuntianhua Group 2005年に雲南省昭通市に12千トン能力でスタート、2006年に20千トン設備を追加し、現在能力は32千トン。 同社は2007年4月に重慶市の重慶化学工業団地に新しい20千トン設備の建設を開始している。 (4)Shenhua Ningmei 同社は寧夏回族自治区で大規模な石炭事業を行っている。 地方政府から年産 60千トンのPOM計画の承認を受けており、2008年に建設開始、2010年スタートの予定。 大規模なMTP(メタノールからプロピレン)を建設中で、メタノール167万トン、プロピレン52万トン、PP 50万トンプラントを2009年初めにスタートする。POM原料のメタノールはここから供給する。 同社はまた、年産83万トンのDME計画を持ち、2009年にスタートの予定。 ■ 関連記事 http://www.chem-t.com/cgi-bin/passFile.php?NCODE=21902 |