| 2008年04月24日 |
| 韓南石化、中国の塩素化ポリエチレンメーカーに出資 |
| 【カテゴリー】:海外 【関連企業・団体】:なし |
(上海発=特約) 韓国ロッテグループの子会社韓南石油化学は山東省維坊(Weifang)市に本拠を置く中国最大の塩素化ポリエチレンメーカーの亜星グループに出資する。このほど省政府から承認を受けた。 同社は約950万ドルで亜星の10%を取得する。同時に韓国の Daeilも1%を出資する。これにより、亜星グループは維坊市政府が45.4%、亜星投資が44.6%、韓国勢が11%の出資となる。 亜星グループは中国最大の塩素化ポリエチレンのメーカー。現在の能力は11万トンで、中国の需要約15万トンの70%を占めている。11万トンのうち、4万トンは亜星グループと韓南石化の75/25のJVの亜星ロッテで製造している。亜星ロッテは更に6万トンの第二工場を建設中で、2008年8月に完成すれば、総能力は17万トンとなる。 亜星は1993年にHoechstから塩素化ポリエチレンの技術と中古設備を購入してこの事業を開始した。同社は他に、Uhdeからイオン交換膜電解技術を導入している。亜星は2007年に塩素127千トン、ソーダ183千トン、PVC 39千トンを生産している。 また、亞星はヒドラジン水和物の生産で Lanxess とのJVをもっている。LANXESS Yaxing Chemical (Weifang) で、Lanxess が55% 出資している。能力は世界最大級の12千トンで、Lanxessのテキサス州 Baytown 工場からプラントを移管した。 |