| 2008年04月25日 |
| 中国のエチレン輸入、3月は前年同月の21%増 |
| 新たにサウジ品も加わって中東品が7,261トン占める |
| 【カテゴリー】:海外(原料/樹脂/化成品、実績/統計) 【関連企業・団体】:なし |
中国によるエチレンの3月の総輸入通関数量は61,713トンで、前年同月の実績を20.9%上回った。最も多かったのは引き続き韓国品で、前年同月を26.5%上回って49,743トンとなった。 注目されるのは、昨年3月にゼロであった中東品がイラン品とサウジアラビア品の合計で7,261トンを占めている点だ。うちイラン品は4,918トンで韓国品に次ぐ2番目の、またサウジ品は2,343トンで日本品に次ぐ4番目の規模となっている。 この結果、中国による1〜3月期のエチレン総輸入通関数量は167,942トンとなった。前年同期の実績を76.2%上回っている。うちトップは韓国品の123,952トンで前年同期の3.26倍となっている。それに続くのは日本品での23,305トンで前年同期を2.5%上回っている。イラン品は2,941トン、サウジ品は2,343トンとなっている。ともに前年同期の実績はゼロであった。 4月はイラン品が大幅に増えることになるというのがわが国の大手商社に共通した見方となっている。 |