| 2008年05月08日 |
| PETボトルの再商品化量、07年度は前年の5.1%増 |
| 3年振りに前年度を上回る、ただし最盛期の24.3%減 |
| 【カテゴリー】:環境/安全(行政/団体、原料/樹脂/化成品、実績/統計) 【関連企業・団体】:なし |
日本容器包装リサイクル協会がリサイクル事業者に委託して07年度(07年4月〜0年3月)中に再商品化(リサイクル)した総数量は111,847トンとなった。前年度の実績を5.1%上回っている。3年振りの前年度超えとなった。 ただし、過去最高の04年度の実績の75.7%にとどまっており、回復度合いはまだ小さいと言える。 07年度の手法別再商品化実績は、繊維化が61,277トン(前年度比110.5%)、シート化が43,339トン(同105.6%)、ボトル化が3,906トン(60.1%)、成形品化が2,801トン(同91.1%)、その他が523トン(同141.7%)となっている。 この中では、かねてから量の面で他を大きくリードしてきた繊維化が引き続き高い伸びを遂げている点と、一時期急成長していたボトル化が縮小に転じて07年度も前年度を大きく下回っている点が特に注目される。 うちボトル化は04年度の時点で23,351トンに達していたが、その後市町村の多くが分別収集品を海外に売却するようになったのが響いて縮小の一途をたどっている。この分野が回復しないと再商品化数量全体の回復は困難と言える。 |