2008年06月05日
JPE・JPP、樹脂価格を追加改定、上げ幅キロ38円に拡大
【カテゴリー】:市況
【関連企業・団体】:日本ポリエチレン、日本ポリケム、日本ポリプロ


 日本ポリエチレン(JPE)と日本ポリプロ(JPP)の両社は5日、両社がさる5月21日に表明したポリエチレンとポリプロピレンの価格改定の内容を上方修正すると発表した。
  
 5月21日の発表時の上げ幅は、PE、PPもともに1キログラム当たり「20円以上」となっていた。それを今回はそれぞれ同「38円以上」に拡大する。同18円の追加値上げということになる。これだけ短い期間に改定幅を大きく引き上げるのはポリオレフィン業界では初めて。現行価格に比べると、トータルの改定率は平均17%程度となる。

 追加改定の理由については、最近の原油価格の高騰によって7〜9月期の国産ナフサ価格が当初予想していた1キロリットル当たり75,000円から83,000円に跳ね上がる見込みとなってきたことと、同じく原油の高騰で用役費や副資材等もこれまでの予想以上に膨らむのが避けられなくなってきたこと、の2点を挙げている。

 上乗せする同18円のうち16円は、ナフサ価格が当初の予想より同8,000円さらに高くなる見込みとなってきたことに伴うもの。残り2円がユーティリテーや副資材費等の上昇分になると両社では説明している。

 上げ幅がこれまでになく大きいため、需要家の同意を得るの容易でないと見られる。需要家の中には、製品価格への再転嫁が不可能として上げ幅の縮小を強く求めるところも出てこよう。また、他の材料への切り替えを図るところも現れる可能性がある。

 しかし両社は、「事業を継続し安定供給責任を全うしていくには原燃料の高騰分の転嫁を需要家各社に認めてもらうしか選択肢がない。説得に全力を上げていくほかない」としている。

ニュースリリース参照

(日本ポリエチレン)
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1212632464.pdf

(日本ポリプロ)
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1212632464.pdf