住友化学工業

CHEMNET TOKYO

2008年06月06日
茂名石化エチレンプラントで火災事故(写真付)
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:なし
茂名石化エチレン工場の火災発生現場

(上海発=特約)

6月3日午後6時55分、広東省茂名市のシノペック茂名石化のエチレン工場で落雷による火災が発生(写真参照)、工場全体が生産を停止した。

同社には第1エチレン(380千トン)と新しい第2エチレン(640千トン)があるが、火災は第2エチレンで発生、7時50分に鎮火した。死傷者はいなかった。同社では安全点検のため、全プラントを停止した。

現在のところ、第1エチレンは被害がなく、生産を再開している。しかし、第2エチレンについては停止したままで、同社では被害の程度や再開の見通しを明らかにしていない。

茂名石化はシノペックのエチレン能力の1/6、中国全体のエチレン能力の1/10を占めている。
2006年の生産量は522千トン、2007年は963千トンであった。

茂名石化は日産270千バレルの製油所を持つ。
同社の公表能力は以下の通り。(千トン)

 エチレン  1,000
 ガソリン水素化 640
 MEG/EO  100
 SM   100
 HDPE  100+250
 All Density PE  200
 HDPE  350
 PP  170+300
 Butadiene 150
 MTBE  40
 Butylene-1 15
 BTX  460
 合成ゴム 80





トップページ | インタビュー | 取材ノートから |
資料室 | リンク一覧 | 会員サービスお申し込み

Copyright(C)1999- CHEMNET TOKYOCo.,Ltd