| 2008年06月19日 |
| Hexion のハンツマン買収、取り止めか |
| 【カテゴリー】:海外 【関連企業・団体】:なし |
ボーデン等が合併して設立されたHexion (投資会社Apollo の100%子会社)が、昨年7月、借入金込みで106億ドルでハンツマンを買収する契約を締結した。バゼルとの契約を破棄しての契約締結であった。 既報 http://www.chem-t.com/cgi-bin/passFile.php?NCODE=21834 しかし、FTCの承認取得に時間がかかっており、本年4月7日には買収月日を更に90日延長している。 Hexionは6月18日、この買収契約が実行不能であると宣言する訴えを裁判所に提出したと発表した。 ハンツマンの負債が増加したこと、同社の事業が悪化し収益が低下していることを理由とし、契約上の「重要な悪影響」に相当するとしている。 両社は個別にはやっていけるが、合意した資本構造で借入金を増やして合併を行なえば立ち行かなくなるとし、銀行が必要資金の融資に応じないだろうとしている。 これに対し、ハンツマンは19日に声明を発表、Hexionの行動は契約に反するもので、同社としてはあくまで契約の実行を求めるとしている。 |