| 2008年06月24日 |
| EPSのリサイクル率、07年度は80.9%に |
| 2010年目標の75%を大幅な前倒しでクリア |
| 【カテゴリー】:行政/団体(原料/樹脂/化成品、環境/安全) 【関連企業・団体】:なし |
発泡スチロール再資源化協会(JEPSRA 会長:梶原正寿・カネカ上席執行役員)は24日、発泡スチロール(EPS)の07年の再資源化動向を発表した。 同協会の調査によると同年のEPSのリサイクル率は80.9%で、過去最高となった前年のリサイクル率をさらに7ポイント上回った。同協会が実現を目指してきた第4次リサイクル目標は、2010年のリサイクル率を75%まで引き上げるというものであった。その目標を3年前倒しして達成した。プラスチック製品の中では断トツのリサイクル率である。 EPSの同年のリサイクル率が80.9%へと大きく拡大したのは、EPSの総生産量(総出荷量)が182,000トン(前年比2.7%減)、国内流通量(総出荷量から耐久消費材とEPS製品の輸出入差を引いた回収対象量)が165,000トン(同2.1%減)とともに縮小したのに対して、総リサイクル量が133,500トン(同7.3%増)と増えたことによるもの。 総リサイクル量133,500トンのうち82,500トン(同8.8%増)がマテリアルリサイクル(MR)量で、リサイクル率は50.0%となっている。前年より5ポイント高くなっている。残り51,000トン(同4.9%増)はサーマルリサイクル(TR)量で、この場合のリサイクル率は30.9%となっている。前年を2ポイント上回っている。 MRの実態は、これまでと同様にJEPSRAが全国の卸売市場や中間処理事業者、さらにはスーパーや生協や百貨店等の量販店等を対象に実施したアンケート調査で得られたデータを集計・分析した結果明らかになったもの。TRについてはプラスチック処理促進協会の調査データを基にJEPSRAが算出した。 MRの内訳は、インゴットが59,800トンで前年比13.7%増、ペレットが16,200トンで同2.4%減、粉砕品が2,200トンで同25.4%減、その他が750トンで同15.4%増、ケミカルリサイクルが3,550トンで同18.3%増となっている。このことからも明らかなように、MRの大半(72.5%)はインゴットで占められ、しかも伸び率も高い。これは、中国の需要が引き続き活発であったことによるもの。一方のTRの内訳は、固形燃料が7,600トン、発電付き焼却が27,700トン、熱利用焼却が15,700トンとなっている。 なお同協会では、ホッキョクグマの自然繁殖で知られる札幌円山動物園とタイアップして「ストップ!地球温暖化」と「ホッキョクグマの保護」をメッセージに多彩なエコイベントを7月19日から21日までの3日間にわたって同園で開催する。21日は海の日であると同時に、同協会が設定した「発泡スチロールの日」でもあるので、同協会ではホッキョクグマの好物の新鮮なホッケを発泡スチロール製の魚箱に入れてホッキョクグマに贈呈することにしている。 |