2008年07月03日
PPフィルムの出荷、前年超えが続く
5月もOPPが5.1%増、CPPが2.9%増に
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品(実績/統計)
【関連企業・団体】:日本ポリプロピレンフィルム工業連合会

 日本ポリプロピレンフィルム工業連合会が3日に集計したところによると、PPフィルムの出荷数量は5月も引き続き前年同月の実績を上回った。
 
 OPP(PP延伸フィルム)は20,924トンで前年同月比5.1%増、CPP(PP無延伸フィルム)は13,645トンで同2.9%増となった。ともに5ヵ月連続の前年同月超えである。5月の増加には、最大消費品種である食品包装用がOPPで5.3%、CPPで5.2%それぞれ前年同月を上回ったことが大きく作用している。これで食品包装用はともに5ヵ月連続の前年同月超えとなった。
 また、繊維用がOPPで8.2%増、CPPで13.3%増と大きな伸びを遂げたことも全体の伸張に寄与している。
 
 この結果1月から5月までの累計は、OPPが103,839トン、CPPが67,092トンとなった。前年同期の実績に対比するとOPPは6.9%増、CPPは4.1%増となる。OPPが4.5%減、CPPが0.8%増であった前年同期と大きく様相が異なる。
 この場合も主力の食品包装用がOPPで7.6%、CPPで6.6%それぞれ前年同期を上回っている点が注目される。

 OPPとCPPの5月の需要分野別の出荷実績は別表の通り。

【関連ファイル】
PPフィルムの08年5月の出荷実績
https://www.chem-t.com/news/files/tmp_file1_1215061812.xls