2008年07月08日
BASFとエボニック、CMPスラリーの共同開発で合意
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:BASF、エボニック デグサ ジャパン


 BASFとドイツ・エボニック・インダストリーズの両社は8日、コンピュータチップの加工用のセリアベーススラリーを共同開発することに合意したと発表した。
 
 BASFの化学的な専門知識やグローバルなマーケティング・販売能力と、エボニックのナノマテリアル分野での主導的地位を活用する。開発されるスラリーは、2009年にも商用化する予定という。
 
 セリアなどのナノスケール材料を含有するスラリーは、ウェハー表面の酸化膜を研磨し、表面を平坦化するために使用されており、このプロセスは、化学的機械的研磨(CMP)として知られている。
 
 集積回路(IC)を加工する上で最も重要な処理工程は、STI(浅溝型素子分離)とILD(層間絶縁膜)であり、STIは、CMPスラリーを必要とする用途の中で、最も成長している分野の1つととしている。
 
ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1215482474.pdf