2008年07月08日
PSジャパン、価格の再改定を表明
8月1日から一般品種は40円、特殊品種は60円上げ
【カテゴリー】:市況(原料/樹脂/化成品)
【関連企業・団体】:PSジャパン

 PSジャパンは、ポリスチレン(商品名;JSP-ポリスチレン)の国内販売価格を8月1日出荷分から再改定することにして需要家各社と交渉に入ったことを8日明らかにした。
 
 上げ幅は、一般グレードのGPおよびHI品種が1キログラム当たり40円以上、難燃品種や高透明品種など特殊グレードが同60円以上。
 
 同社は、主原料のSM(スチレンモノマー)の高騰に対処して、7月1日出荷分からGP品種の価格を同15円、HI品種の価格を同20円それぞれ引き上げている。しかしSMの価格がさらに大きく引き上げられ、また副原料費や用役費も大幅に上昇することが確実となってきたため再値上げに踏み切ることにしたもの。
 
 同社では、ナフサとベンゼンの価格の続騰によって主原料SMの価格が8月にさらに大きく引き上げられるのが避けられなくなったと判断している。BZについてはアジアのコントラクト価格が7月のトン当たり1,325ドルから1,350ドル以上へと上昇、またナフサの国産価格は1キロリットル当たり9万円を大きく踏み越えることになると予想している。