| 2008年07月10日 |
| 東洋合成工業、千葉工場の火災事故原因を発表 |
| 【カテゴリー】:環境/安全 【関連企業・団体】:なし |
感光性材料大手の東洋合成工業(本社:千葉県市川市、木村正輝社長)は10日、昨年11月13日に発生した、千葉工場感光材第2工場の火災事故の原因について、「包装室を火元として火災が拡大した可能性が高い」とする報告書を原因調査を委託した安全工学会から受け取ったと発表した。 報告書は、事故の概要、事故原因、再発防止策の3項目で構成され、事故原因については最終的には特定できなかったものの「包装室を火元に通路、乾燥室に火災が拡大した可能性が高い」と報告。また再発防止策として「包装作業の見直し、区画化の強化、避難路の確保、防煙・排煙設備の充実など設備面の安全強化や緊急事態の対応訓練の徹底など安全管理の強化」を指摘した。 火災事故は07年11月13日午前10時20分ごろ、感光材第2工場1階で発生し乾燥室、通路、包装室など約100平方メートルを焼いた。協力会社の従業員2名が死亡した。 同社では今後、指摘された再発防止策を徹底させるとともに、協力会社との密接なコミュニケーションを通じて、新しい安全確保の仕組みを構築していきたいとしている。 |