2008年07月11日
シノペック上海石化、エチレン増設の承認取得
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:なし

(上海発=特約)

シノペック子会社の上海石化は国家発展改革委員会(NDRC)からエチレン増設計画の最終承認を取得した。

同社は現在2基のエチレン設備を所有している。
第一系列は三菱化学技術で能力15万トン、第二系列はLummus技術の70万トンで、合計能力は85万トンとなっている。
今回、第一系列を停止し、新たに60万トン設備を新設する。完成後の同社の合計能力は130万トンとなる。

これに合わせて30万トンのPPと、38万トンのMEGを新設する。
投資額や日程は明らかにされていない。

同社はまた、現在60万トンのPXを建設中で、2009年に稼動の予定。 

同社の現在の能力は以下の通り。
  エチレン  85万トン
  PP     40万トン
  MEG    61万トン(当初23万トンで、その後38万トン増設)
  PX     23万トン
  PTA    40万トン
  その他

同社は2007年に原油894万トンを処理、エチレン869千トン、プロピレン456千トンを生産した。