2008年07月23日
ダウ・ケミカル、米エネルギー省とバイオマスエネルギーを共同開発
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:ダウケミカル、ダウ・ケミカル日本

 ダウ・ケミカル日本は23日、米国ダウ・ケミカルが同国エネルギー省・国立再生可能エネルギー研究所(NREL)と共同で、バイオマスをエタノールその他の化学品原料に変換するプロセスを開発・評価していくことで合意したと発表した。
 
 ダウとNRELは、この取り組みにより、輸入原油への依存度の引き下げなど、米国が現在直面しているエネルギー問題への持続可能な解決策を見出していく計画だとしている。
 
 ダウでは、同社の混合アルコール触媒技術は、再生可能なエネルギー資源の可能性を引き出すカギになるとしている。
 
 同プロセスは、トウモロコシの葉や、木くずなど、食料以外の原料を使用して、植物由来の素材をガス化プロセスにより混合ガスに変換する。
 
 ダウの技術は合成ガスをエタノールなどのアルコール混合物に変換するプロセスで効果を発揮する。エタノールなどのアルコール混合物は輸送燃料または化学品原料として利用することができる。