2008年07月23日
JPEとJPPも追加値上げを表明
上げ幅はともにキロ22円以上
【カテゴリー】:市況(原料/樹脂/化成品)
【関連企業・団体】:日本ポリエチレン、日本ポリプロ

 日本ポリエチレン(JPE)と日本ポリプロ(JPP)の両社は23日、ともに8月21日出荷分からポリエチレンとポリプロピレンの国内販売価格を1キログラム当たり22円以上引き上げると発表した。
 
 7月に実施した同38円の値上げに続く今年度2度目の価格修正。8月以降もナフサ価格の続騰に伴ってオレフィンの価格や用役費や副資材費等全てのコストの上昇が確実となってきたことに対応してのもの。
 ナフサ価格については、今年第1四半期の1キロリットル当たり66,7000円であったのが第2四半期には70,500円となり、そして7月は85,000円、8月は91,000円、9月は93,000円へとさらに大きく引き上げられることになると予想している。
 
 ポリオレフィンの価格については、同様の見通しに沿ってプライムポリマーと旭化成ケミカルズ(ポリエチレンのみ)がともに同20円以上の再値上げを22日に表明している。
 第1次分を合わせた値上げ幅は、プライムポリマーが同57円以上、旭化成ケミカルズのPEが同58円以上、JPEとJPPが同60円以上となる。いずれも多くの需要家が予想していた上げ幅を上回っている。