| 2008年07月23日 |
| SPDC、PEの8月のアジア向け価格を据え置き |
| トン当たりCFR1,830〜1,840ドルでノミネート |
| 【カテゴリー】:海外(原料/樹脂/化成品、市況) 【関連企業・団体】:なし |
サウディ石油化学(SPDC)は23日、中国ならびに東南アジア諸国のプラスチックフィルム加工企業大手に対してサウジ・シャルクのL-LDPE(直鎖状低密度ポリエチレン)の8月のCFR価格をトン当たり1,830〜1,840ドルにしたいとの意向を表明し、同意を求めた。7月と同じレベルに据え置くことにしたもの。その前の月の6月に比べると同170ドル高い。 ナチュラル品種は同1,830ドル、高透明品種は同1,840ドルとする。ベトナムの需要家向けは両品種とも同10ドル高としたい意向。 同社がアジア向けの8月の輸出価格を7月と同じ水準に据え置くことにしたのは、最大の消費国である中国における国産品の価格が7月に入って急落してきた点を重視したため。最近の国産品の価格は同14,100元で、この2〜3週間でおよそ5,000元下がった計算になる。そうかといって同社の顧客からの同社に対する引き合いが縮小しているわけではないが、国産品との価格差がこれ以上開くことは同社にとっても顧客にとっても好ましいことではないので7月と同一レベルにとどめることにしたもの。 アジア地域では同社がプライスリーダーとなっているので、エクソンモービルやSABICマーケティングも今回のSPDCのオファーに追従していくことになりそう。 |