2008年07月25日

北京有機化工、工場移転で酢ビ、エチレン酢ビを大幅増設

【カテゴリー】：海外 【関連企業・団体】：なし

(上海発＝特約) シノペック北京燕山石化の子会社の北京東方化工の部門である北京有機化工(Beijing Organic Chemical Plant)はこのほど、酢ビとエチレン酢ビの工場移転と増設に着手した。 環境問題で現在の工場から燕山石化のサイトに移転するもので、酢ビを90千トンから180千トンに、エチレン酢ビエマルジョンを50千トンから100千トンに増強する。また、27千トンのポリビニルアルコールと40千トンのエチレン酢ビコポリマーも移転する。 投資額は223百万ドルで、2010年に完成の予定。 2007年に中国の酢ビモノマーの生産量は100万トンで、消費量は125万トンとなっている。 酢ビモノマーのメーカーと能力は以下の通り。(2008年6月現在、千トン) Beijing Organic Chemical　　90 Sinopec Sichuan Vinylon Plant　　200 Guanghxi Vinylon Group　　　60 Anhui Vinylon　　170 Guizhou Organic Chemical　　45 Sinopec Shanghai Petrochemical　120 Shijiazhuang Vinylon　40 Shanxi Sanwei　70 Fujian Textile and Chemical Fabric Group　100 Hunan Xiangwei Company　100 Yunnan Yunwei Company　85 Mudanjiang Northeast Chemical 　30 Lanzhou Vinylon Group　65 Jiangxi Chemical Fabric Company　95 Total　　　　　　　　　　　　　　　　　1,270