2008年07月30日
新日鐵、連結子会社の「日本スチレンモノマー」解散
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:新日鐵化学

 新日本製鐵は29日、連結子会社である日本スチレンモノマー(本社:東京都千代田区外神田、小熊道郎社長)の解散を決め、清算手続きに入ったと発表した。
 
 日本スチレンモノマーは1988年11月、スチレンモノマーの製造を共同化するため、新日鐵化学65%、新大協和石油化学(現東ソー)35%の出資によって設立されたが、今年3月に新日鐵化学が東ソーの全持株を買い取り、現在は新日鐵化学の100%子会社(資本金:400百万円)となっている。
 
 新日鐵化学大分工場には、同社のスチレンモノマー年産19万トン設備と、日本スチレンモノマーの同23万2,000トン設備が並んで建っており、ともに新日鐵が運転管理している。日本スチレンモノマーが完全子会社となったことで同社を解散し、グループ一体運営による業務効率化を図ることにした。
 
 日本スチレンモノマーは、今年9月末をめどに清算手続きを終える予定だが、「スチレンモノマー事業の実態はこれまでと全く変わりありません」と新日鐵化学では言っている。
 
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