| 2008年08月04日 |
| PetroChina、四川省の石油精製・石油化学計画 続行へ |
| 地震の影響チェック終わる、「エチレン80万トン」など推進 |
| 【カテゴリー】:海外 【関連企業・団体】:なし |
(上海発=特約) PetroChinaは、5月12日に四川省を襲ったマグニチュード7.9の大地震の後、四川省成都市郊外の彭州で検討している四川石油化学の石油精製・石油化学計画への地震の影響の調査を行なっていたが、このほど検討を終え、年産10百万トンの石油精製計画、年産80万トンのエチレン計画を続行することを決定した。 地震によりPetrochina のガス井や給油所など、多くの施設に被害が出た。このため専門家が製油所計画への地震の直接の影響を調査していた。 エチレン計画についても建設を中断し、地震の影響のチェックを行なっていた。 既報 http://www.chem-t.com/cgi-bin/passFile.php?NCODE=24179 エチレン計画については既報 http://www.chem-t.com/cgi-bin/passFile.php?NCODE=18257 (この中で、「原料ナフサは 隣接する甘粛省と陝西省のPetroChinaの製油所から貨車で輸送される」とあるのは、 石油精製計画が出される以前の情報) 7月16日、PetroChina はパラキシレン計画の技術供与・基礎設計・資材調達業務について UOPを選んだ。パラキシレン 60万トン/年とベンゼン35万トン/年を製造する。 原料の一部はUOPのUnicracking process で製造する。年間220万トンの(原油からの)ヘビーガスオイルを処理して、ディーゼル、ケロシン、ナフサを製造するもの。 パラキシレン製造にはUOP Parex process を使用、ほかに、ナフサを芳香族に変換するためのUOP CCR Platforming process、他のキシレンをパラキシレンに変換するためのUOP Isomar process、パラキシレンやベンゼンの収率増加のためのUOP Tatoray process を採用する。 同社は更に7月29日に、年産45万トンのPP プラントについて、ダウの UNIPOL法採用を決定、設計や技術指導について Aker Solutions を選んだ。ホモポリマー、ランダムコポリマー、インパクトコポリマーなど幅広いグレードを製造する。 |