| 2008年08月21日 |
| SMの出荷、7月も前年同月を下回る |
| 内需は5ヵ月、輸出は7ヵ月連続の前年割れ |
| 【カテゴリー】:実績/統計 【関連企業・団体】:なし |
日本スチレン工業会の集計によると、SM(スチレンモノマー)の7月の総出荷数量は277,620トンで、前年同月の実績を11%下回った。これでSMの月間出荷量は7ヵ月連続の前年同月割れとなった。 うち国内向けは同8%減の160,106トンで、5ヵ月連続の前年同月割れとなった。ASを除いてGP/HI向けや合成ゴム向けなど主要分野の需要が引き続き低迷したことによる。 一方の輸出は同14%減の117,514トンで、7ヵ月連続の前年同月割れとなった。中国をはじめとしたアジア地域の相場が依然として低水準に張り付いているため多くのSMメーカーが契約数量をこれまで以上に絞る行動に出たことによる。 片や生産量は259,320トンで同20%減となった。内外の需要の低迷に対応して各社が減産を強化しているため。これでSMの月間生産量は8ヶ月連続の前年同月割れとなった。8月の生産はさらに縮小する見通しにある。 |