| 2008年08月25日 |
| 中国のオレフィン輸入、7月も活発 |
| エチレンは中東品が2番目のシェア占める |
| 【カテゴリー】:海外(原料/樹脂/化成品、実績/統計) 【関連企業・団体】:なし |
中国によるオレフィンの輸入は7月も引き続き活発であった。エチレンは65,898トンで前年同月の実績を46.6%上回り、プロピレンは99,704トンで同36.4%増となっている。 この結果、今年1月から7月までの総輸入量は、エチレンが417,849トンで前年同期比86.5%増、プロピレンが504,322トンで同45.5%増となった。 この中で特に注目されるのは、昨年まで皆無であった中東からのエチレン輸入量がトップの韓国品に次ぐ規模となっている点だ。 7月の中東品の輸入量はイラン品が9,355トン、サウジ品が5,245トンの計16,400トンとなっている。韓国品は47,754トンなのでまだ大きな開きがあるが、シンガポール、日本、マレーシア等の先発各国を一気に抜き去って2番目のシェアを確保している。 1〜7月の累計は、イラン品が48,413トン、サウジ品が9,096トンの計57,509トンで、日本品の37,828トンを抜いて韓国の299,596トンに次ぐ規模となっている。 大手商社では、価格を武器に今後も中東勢が中国や東南アジア市場にエチレンの売込みを図ってくるのは確実と予想している。 |