| 2008年08月26日 |
| 中国の石油予想埋蔵量 1,000億トン上回る |
| 中国・国土資源省が油・ガス資源評価 |
| 【カテゴリー】:海外 【関連企業・団体】:なし |
中国・国土資源省の発表によると、石油予想埋蔵量は現在、1,086億トンで石油埋蔵量・産出量とも増勢をたどっていることが明らかとなった。4年に及ぶ資源評価の結果確認した。 油・ガス資源評価では、石油の予想埋蔵量は1,086億トン、原始埋蔵量765億トン、可採埋蔵量212億トン。天然ガスは56兆立方メートル、同35兆立方メートル、同22兆立方メートル。 炭層ガスの原始埋蔵量は37立方メートル、可採埋蔵量は11兆立方メートル、オイルシェルの原始埋蔵量は476億トン、回収可能量は120億トン、オイルサンドの原始埋蔵量は60億トン、可採埋蔵量は23億トンとなっている。 原始埋蔵量とは現在の技術条件下で最終確認可能な油・ガスの総量(未確認を含む)。可採埋蔵量とは将来予見可能な条件下で採取できる油ガスの総量を指す。この結果から以下のことがわかったとしている。 中国の石油埋蔵量・産出量は安定した増加段階に入り、2030年までの石油産出量は2億トンのレベルを維持する。天然ガス産出量は2,500億立方メートルに達し、油・ガスがエネルギー供給の主力となる。同時にオイルシェルと炭層ガスの資源潜在力もかなりある。 国土資源省、国家発展改革委員会、財政省はこの評価作業で、油・ガスで全国115カ所、炭層ガスで42カ所、オイルサンドで24盆地の鉱物帯106カ所、オイルシェルで47盆地の鉱物含有地80カ所を評価した。また、石油会社5社、大学6校と研究機関6か所からのべ1,700人の科学技術関係者が参加した。 |