2008年08月28日
シノペック茂名石油化学、製油所拡大計画の承認を取得
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:なし

(上海発=特約)

シノペック茂名石油化学はこのほど、NDRCから広東省茂名の製油所拡大計画の承認を取得した。

現在の能力の年産1350万トンに新しく1200万トンの設備を新設し、合計能力を2550万トンに拡大する。
完成すれば、本年8月初めに増設が完了して2050万トンとなったペトロチャイナ大連石油化学や、2000万トンのシノペック 鎮海煉油化工を上回り、中国最大となる。
  
 参考 既報 http://www.chem-t.com/cgi-bin/passFile.php?NCODE=24909

増設設備で処理する原油は中東からの輸入品となる。また製品は供給不足状態の広東省の市場に供給される。

茂名石油化学は1955年に設立された。1999年に能力を850万トンから現在の1350万トンに拡大している。

なお、茂名石油化学は年産100万トンのエチレン設備を有している。

誘導品の能力は以下の通り。


ガソリン水添  640千トン
MEG/EO      100
SM   100
HDPE   350 (100+250)
All Density PE   200
HDPE/LLDPE     350
PP   470 (170+300)
ブタジエン    150
MTBE/ Butylene-1 40/15
BTX    460
合成ゴム    80