| 2008年08月28日 |
| 主要化学品の輸出、7月も過半が前年割れ |
| TPAやSM等は計画削減、オレフィンは大幅増 |
| 【カテゴリー】:実績/統計(原料/樹脂/化成品) 【関連企業・団体】:なし |
主要化学品の輸出数量は7月も過半の品目が前年同月の実績を下回った。昨年12月以降8ヶ月にわたって半数以上の品目が前年同月を割り込む事態が続いている。 7月は、合計25品目のうち前年同月の実績を上回ったのはエチレンやプロピレンなど11品目だけで、SM、TPA、AN、PVCなど14品目が前年同月を割り込んだ。もっとも、過去8ヵ月の中では前年割れと前年超えの品目数が比較的接近している部類に入る。 前年超えの品目の中ではオレフィンが一転して大幅な伸びになっている点が目を引く。またBZ、MDI、ABSなどは前年超えが長期化の傾向をたどっている。 反面、SM、TPA、AN、EGなどはアジア地域における需要不振と市況の軟化が足を引っ張って前年割れに容易に歯止めがかからないままきている。 こうしたことから、1〜7月の累計は引き続き多くの品目が前年同期を大きく下回るかたちとなっている。25品目のうち前年同期を上回っているのはプロピレンやBZなど8品目だけ。全体の68%に当たる17品目が前年を下回っており、しかも縮小率が大きい品目が多数を占めている。 主要化学品の7月の輸出通関数量と1〜7月の累計は別表の通り。 【関連ファイル】 主要化学品の08年7月の輸出通関数量 https://www.chem-t.com/news/files/tmp_file1_1219915981.xls |